
この記事のポイント
- 表示が遅いときは、スマートフォンで撮ったままの大きな施工写真と、動画や地図の埋め込みから確かめる。
- 写真は表示する幅に合わせて縮小し、WebPなどの軽い形式で書き出してから載せる。
- PageSpeed Insightsで、施工事例やイベントのページもスマートフォンの条件で確かめる。
工務店のホームページは、施工事例の写真が多いため、ページの表示に時間がかかりやすくなります。見学会の告知を見てスマートフォンでページを開いた人が、写真が出るまで待てずに戻ってしまうと、予約の前に離れてしまいます。
この記事では工務店のホームページを速く表示するために、どこを確かめ、何を直すかを説明します。最初に施工写真のサイズと形式を見直し、次に遅延読み込み、動画と地図の埋め込みを確かめます。直す前と直した後は、PageSpeed Insightsで同じページを測って比べます。
ホームページの 表示が 遅くなる 主な 原因
工務店のホームページで表示が遅くなる原因は、写真、埋め込み、追加したツールの3つに分けて考えると探しやすくなります。
| 原因 | よくある例 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| 写真の容量 | スマートフォンで撮った写真をそのまま載せている | 写真のファイルの大きさと縦横のピクセル数を見る |
| 写真の枚数 | 施工事例の一覧に大きな写真を何十枚も並べている | 一覧の写真が縮小版になっているかを見る |
| 動画の埋め込み | トップページにルームツアーの動画を複数埋め込んでいる | 埋め込みを外したページと比べる |
| 地図の埋め込み | すべてのページの下部に地図を入れている | 地図が必要なページを決める |
| 追加したツール | 計測タグ、チャット、ポップアップが重なっている | 使っていないタグがないかを一覧にする |
スマートフォンで撮った写真は、横の長さが数千ピクセルになることがあります。ホームページで表示する幅よりはるかに大きい写真を載せると、見えない部分の容量まで読み込むことになります。
PageSpeed Insightsでの 確かめ方
表示の速さはGoogleのPageSpeed Insightsで確かめられます。ページのURLを入力すると、スマートフォンとパソコンそれぞれの結果が表示されます。工務店のホームページはスマートフォンで見る人が多いと考えられるため、まずスマートフォンの結果を見ます。
結果には2種類の情報があります。一つは実際に訪れた人の環境で集めたデータで、もう一つは決まった条件でページを読み込んで診断した結果です。訪れる人が少ないページでは、実際の環境のデータが表示されないことがあります。そのときは診断の結果と改善の提案を手がかりにします。データの種類と評価の見方は、PageSpeed Insightsについての説明で確認できます。
結果に出てくる指標のうち、Googleがページの使いやすさを測る指標として示している3つは、Core Web Vitalsと呼ばれます。主なコンテンツが表示されるまでの時間を表すLCP、操作への反応の速さを表すINP、読み込み中の表示のずれを表すCLSです。詳しくはCore Web Vitalsについての説明をご覧ください。
測るページはトップページだけにしません。施工事例の詳しいページ、イベント・見学会のページ、予約フォームのページも測ります。結果は測るたびに少し変わるため、直す前と後は同じページを同じ条件で何度か測って比べます。
施工 写真の サイズと 形式の 見直し
写真を軽くするときは、大きさをそろえることと、形式を選ぶことの2つを行います。大きさはページで表示する最大の幅に合わせて縮小します。画面の細かいスマートフォンでもぼやけないよう、表示する幅より少し大きめに書き出す方法もあります。

| 写真の使い道 | 大きさの考え方 | 形式 |
|---|---|---|
| トップのメイン写真 | 画面いっぱいに表示する幅に合わせる | WebPなど |
| 施工事例の本文の写真 | 本文の欄の幅に合わせる | WebPなど |
| 施工事例の一覧の写真 | 一覧で表示する小さな幅に合わせた縮小版を使う | WebPなど |
| ダウンロード用の資料 | ページには載せず、別のファイルにする | PDFなど |
形式は、JPEGより容量を小さくしやすいWebPやAVIFを使う方法があります。Googleの検索はWebPやAVIFの画像にも対応しています。画像の形式と代替テキストの書き方は、Google画像検索のSEOのベストプラクティスで確認できます。
圧縮を強くしすぎると、木の床の木目や外壁の質感がつぶれて見えます。書き出したら、元の写真と並べてスマートフォンの画面で見比べてください。写真の撮り方と使い分けは「工務店の施工写真を集客に生かす方法」で説明しています。
想定例として、広報担当が施工事例を1件公開する場面を考えます。使う資料はカメラマンから受け取った写真と、施工事例ページの下書きです。担当者は写真を本文の欄の幅に合わせて縮小し、WebPで書き出します。公開した後にPageSpeed Insightsでそのページを測り、改善の提案に画像の項目が残っていないかを確かめます。
遅延 読み込みの 使い方
遅延読み込みとは画面に表示されるまで写真を読み込まない仕組みです。HTMLのimgの指定にloading="lazy"を付けると、ブラウザが画面の外の写真を後から読み込みます。施工事例のページのように、下へ写真が続くページで使います。
ただし、ページを開いてすぐ見えるメイン写真には遅延読み込みを付けません。メイン写真の表示が遅れると、LCPの評価が下がることがあります。写真には幅と高さも指定しておくと、写真が読み込まれたときに文章が下へずれることを防げます。
動画と 地図の 埋め 込み
ルームツアーの動画をページに埋め込むと、再生する前から動画を再生するための部品を読み込みます。トップページに複数の動画を並べている場合は、動画のサムネイル画像を表示し、押したときに再生画面を読み込む方法を検討します。動画を一つに絞り、ほかの動画は動画の一覧ページに分けるのも一つの方法です。
地図の埋め込みも、すべてのページに入れると読み込みが増えます。地図は会社概要やモデルハウスのページなど、場所を知りたい人が見るページに限ります。地図の埋め込みにもloading="lazy"を付けられます。
Instagramの投稿の埋め込みも、件数が多いと表示が遅くなります。新着の投稿を見せたい場合は、埋め込む件数を絞り、Instagramへのリンクを添えます。ポップアップや計測タグなど、あとから足したツールは使っていないものを外します。問い合わせの入口の置き方は「工務店のホームページで問い合わせを増やす導線」で紹介しています。
よくある 質問
PageSpeed Insightsの 点数はどこまで 上げればよいですか
点数そのものを目標にするより、指標ごとの評価と改善の提案を見て、直せるものから直します。点数は測るたびに変わるため、同じ条件で比べてください。
古い 施工 事例の 写真も 直す 必要がありますか
古い施工事例も検索から直接開かれることがあります。アクセスの多いページから順に写真を差し替えます。
まとめ
工務店のホームページを速く表示するには、施工写真を表示する幅に合わせて縮小し、WebPなどの軽い形式で載せることから始めます。画面の外の写真には遅延読み込みを使い、ページを開いてすぐ見えるメイン写真には使いません。動画と地図は必要なページに絞り、PageSpeed Insightsで直す前と後を同じ条件で比べてください。
e-GrantsのW-Studioは、工務店・住宅会社向けのセミオーダー型ホームページです。載せた画像は自動で軽量化し、WebPに変換します。施工事例やイベント・見学会のページも、はじめから備えています。工務店向けのサービス全体は工務店・住宅会社向け集客支援でご覧いただけます。
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