
この記事のポイント
- 口コミは、引き渡しや点検など、お客様が体験を振り返りやすい場面でお願いする。
- QRコードや短いリンクを用意し、説明から投稿画面までの手順を短くする。
- 高評価の人だけを選ばず、特典と口コミ投稿を結び付けず、投稿内容はお客様に任せる。
Googleの口コミを増やしたいと思っても、お客様にどう声をかければよいか迷う工務店は少なくありません。満足してもらえた手応えがあっても、突然「口コミを書いてください」と頼むのは気が引けるものです。
口コミは、数を追って強くお願いするより、実際の体験を振り返りやすいタイミングで、投稿先まで迷わないように案内するほうが続けやすくなります。この記事では、工務店がGoogle口コミをお願いする場面、声のかけ方、QRコードを使った案内、社内でそろえる手順を説明します。
お願いする タイミングを 決める
口コミをお願いしやすいのは、お客様と一区切りの会話ができる場面です。工務店なら、建物のお引き渡し、リフォーム工事の完了、定期点検の終了後などが候補になります。
大切なのは、担当者が思い出したときだけ頼むのではなく、会社として一つか二つの場面を決めることです。たとえば「お引き渡し時にアンケートを案内し、回答後にGoogleの口コミ投稿先も紹介する」と決めておけば、担当者によるばらつきを減らせます。
工事中の連絡が行き違っているときや、未解決の相談が残っているときは、先にその対応を進めます。口コミの依頼を、問題への回答の代わりにしないようにしてください。
依頼の 流れを 四つに 分ける
依頼の流れは、次の四つに分けると説明しやすくなります。

- お引き渡しや点検が終わったあと、家づくりの感想を聞く
- アンケートやGoogle口コミのQRコードを案内する
- お客様が自分の体験を振り返り、必要なら文章を整える
- お客様自身が内容を確認し、Googleの画面で投稿する
会社が行うのは、投稿先と手順の案内までです。評価の星や書く内容、投稿するかどうかは、お客様に決めてもらいます。担当者が目の前で投稿の完了を待つより、「お時間のあるときで構いません」と伝えたほうが、圧力をかけずに案内できます。
声かけは 短く、 目的を 先に 伝える
声をかけるときは、長い説明をする必要はありません。何のためにお願いするのか、どのくらいで終わるのか、どこから回答できるのかを伝えます。
本日はありがとうございました。今後の家づくりや対応の改善に生かしたいので、よろしければ1分ほどのアンケートにご協力いただけますか。こちらのQRコードから回答できます。
アンケートのあとにGoogle口コミも案内する場合は、「回答後に、Googleでも感想を投稿できる画面をご案内しています。投稿は任意です」と付け加えます。「星5でお願いします」「担当者の名前を書いてください」のように、評価や内容を指定しないでください。
QR コードと 送信文を 用意する
Googleビジネスプロフィールでは、口コミ投稿用のリンクとQRコードを取得できます。パソコンで自社のビジネスプロフィールを開き、「クチコミを読む」から口コミを増やすための案内へ進みます。詳しい手順はGoogle公式の案内で確認できます。
QRコードは、名刺ほどの小さな紙だけでなく、担当者のスマートフォンやタブレットにも表示できるようにします。読み取りにくい場合へ備えて、LINEやメールで送れる短い案内文も用意しておくと安心です。
公開前には、社内の人が別のスマートフォンで読み取り、次の点を確認します。
- 自社の口コミ投稿画面が開くか
- 別の店舗や同名企業へ移動しないか
- Googleへのログインが必要な場合も案内が分かるか
- QRコードの周囲に十分な余白があり、読み取れる大きさか
避けたい 依頼 方法
Googleは、実際の体験に基づく口コミを、評価や内容を誘導せずに依頼することを認めています。一方、割引や無料の商品などを口コミ投稿の見返りにすること、否定的な口コミを抑えること、高評価の人だけを選んで依頼することは禁止しています。内容はGoogleマップの投稿コンテンツに関するポリシーで確認できます。

アンケートへの回答にお礼を用意する場合は、評価の高低や口コミ投稿の有無にかかわらず、アンケートへ回答した人へ同じ条件で渡します。「口コミを投稿したら特典」という案内にしてはいけません。
社内目標も「一人につき月5件の高評価を集める」といった件数ノルマにすると、担当者が強く頼みやすくなります。代わりに「引き渡し時に案内できたか」「未解決の相談を先に引き継げたか」のように、自社の手順を守れたかを確認します。
案内 後に 確認する 数字
QRコードを表示した回数やリンクを送った回数と、Googleに投稿された口コミの数は同じではありません。投稿画面へ進んでも、内容を考えている途中で閉じることがあります。案内した件数を投稿完了数として扱わないでください。
月ごとの振り返りでは、案内した場面、アンケートの回答数、Googleへ進んだ数、実際に確認できた口コミの数を分けて見ます。途中で大きく減る場所があれば、案内文が長すぎないか、QRコードが読み取れるか、投稿先が正しいかを確かめます。
まとめ
工務店がGoogle口コミをお願いするときは、お引き渡しや点検などの場面を決め、短い声かけとQRコードで案内します。評価や内容は指定せず、投稿するかどうかをお客様に任せることが前提です。特典を用意する場合も、口コミではなくアンケート回答へのお礼として扱ってください。
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